はじめに.
keiです
ズームフライって何で速く走れるのか気になりますよね.
そして,何がこれまでの靴と違っていて速く走れるのか.
そんな疑問に迫ってみましょう.
何を知りたいか
ズームフライはこれまでのランニングシューズに比べて,
省エネで走れるシューズです.
つまりランニングエコノミーが高いということですね.
1度走り比べてみたときは,
1000mで10秒ほどの違いが出ました.
(私が一回だけ走った比較なので,あくまでも参考値で)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/01/title.001-2.jpeg)
そのランニングエコノミーの高さを,
接地の動画から調べてみたいと思います.
この記事によると,
クッション性によってエネルギーリターンが大きいらしいですね.
クッション性というからには,
接地の時にエネルギーをため込んで,
それを離地のときに解放して速く進むと言うことでしょうか.
いずれにせよ検証してみましょう.
比較対象として,
アシックスのターサージール5に登場してもらいます.
こちらも良い靴です.
まずは動画から
まずは接地の動画を見てみましょう.
アシックスターサージール5とナイキズームフライで走ってみて,
それをスマホ(P10plus)で動画に撮りました.
最近は便利なもので,
こんなスマホ用の三脚を使いました.
ペースとしてはたぶん1キロ5分位のペースです.
かるーく走った感じですね.
ちなみに,私はどんな走り方をするの?
というと,ハーフを1時間45分くらいで走って,
フォームはこんな感じです.
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-21-19.53.43.jpg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-21-19.53.43.jpg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/01/2018-01-21-19.53.43.jpg)
さて,それでは接地の動画です.
まずはターサージール5から.
思いっきりヒールストライクですね,
フォアフットを心がけてはいるものの,
なかなか難しい.
そして,ズームフライがこちら.
このスピードだと速すぎて全然分からないので,
1/10にしたスローも作りました.
まずはターサージール5
こちらがズームフライ
分析
さて,ここからが大切な分析と考察です.
先ほどの動画を1フレームずつ比較してみましょう.
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.001-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.001-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.002-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.002-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.003-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.003-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.004-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.004-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.005-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.005-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.006-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.006-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.007-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.007-1024x768.jpeg)
うーん,かなり微妙だが,それでもターサージール5の方が
ソールがぐにゃっと曲がっていますね.
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.008-1024x768.jpeg)
![](https://bikemaniacs.jp/wp-content/uploads/2018/05/20180506_setti.008-1024x768.jpeg)
結論としては,
ズームフライ
ころころと転がるシューズ
ターサージール5を元とする従来のシューズ
接地のエネルギーをソールとアキレス腱に蓄えて,
バネのように走るシューズ
という図式が成り立ちます.
よく,「ズームフライの反発力がすごい」という話しを聞くことがありますが,
わたしは反発力がすごいと思ったことは一度もありません.
ただただ,転がり方がものすごくよく,
常に坂を下っているような気がするだけです.
おわりに.
どうでしたでしょうか.
ズームフライって何で速いの?
という疑問に少しは迫れたと感じています.
とはいえば,まだまだ私もズームフライの力を
出し切れたわけではないので,
これからも練習あるのみですね.